男性看護師の現状・将来

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男性看護師の現状・将来

男性看護師の現状

男性看護師は全体の数パーセントしかいませんが、年々重宝されるようになってきています。というのも、看護師の仕事は見た目以上にハードな肉体労働であるからです。

 

自分で自由に体を動かせない患者を移動させるには女性看護師を4〜5人は動員しなければならず、その間の他の患者さんに対する看護業務が疎かになってしまいます。

 

その点、男性看護師であれば女性看護師よりも少ない人数で対応することができるため、急なナースコールがあっても他の看護師が対応に行くことができます。

 

また、病院では様々な医療機器を扱いますが、機械関係に強い男性であれば異常や不具合があっても迅速な行動に移すことができます。もちろん、女性看護師が機械が扱えないということではなく、いざという時に頼りになるのは看護以外の事柄でも同じように男性です。

 

ただ、いいことばかりでもありません。

 

男性看護師の地位が向上しつつあるとはいえ、周りは女性看護師だらけです。人間関係で苦労することも多く、ストレスがたまりやすいのは事実です。

 

患者さんとの関係でも、女性患者さんの多くは採血はよくても、清拭は拒否するため、きちんと仕事ができないという意味でストレスになることもあります。

 

男性看護師の将来

男性看護師の将来は急激に変化するということはないかもしれませんが、年々地位が向上していくでしょう。

 

看護師の仕事はきついため辞める人も多く、海外の看護師を呼び込もうとする動きもあります。そんな中で、長期的に働き続けられる体力のある男性看護師の需要は増していきます。少子高齢化も進んでいくので、余計に体力のある男性看護師が必要になってきます。

 

病院の中には看護婦長ではなく看護師長のポジションを設け男性が長期的展望を持って働けるような環境を整えているところもあります。

 


 

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